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2005/04
宿泊研修:エコキャビン


エコキャビンは2棟あり、各18人収容です。十分な断熱が施され、セントラルヒーティングを備えています。 両棟を結ぶ渡り廊下部分からエコキャビンに入ると、カーペット敷の居間があり、自炊設備もここにあります。椅子やテーブルは折り畳み式で、部屋を柔軟に活用できます。階下は寝室で、6部屋の内2部屋だけシングルルームになっています。シャワーとトイレも階下にあります。台所やシャワーの温水は木屑燃焼炉または屋根上の太陽熱温水器から得ています。炊事は木屑燃焼炉か隣のガス台で行って下さい。研修室はエコキャビンの隣にあり、テレビやビデオを備えています。宿泊される方々は、到着の際に、本センター教育担当者との懇談(無料)に御参加いただきます。 エコキャビンの近くには太陽光発電器、風力発電機、水力発電機があり、電力の大半はそれらからバッテリーを経て得ています。但し、必要な時には補助的にディーゼル発電機を用いる事もできます。


エネルギー消費を自分で監視

エコキャビンでは、エネルギーの発生と消費の仕組が自己完結しています。薪炭もガスも使用量が一目で解ります。独自の配電盤が電力の発生と消費も逐一記録、太陽光の量、風速、屋内外の温度も表示します。初心者にはレッドゾーンに入らない事が目安ですが、この表示から風力発電機や太陽光発電器の動作を詳細に計算する事もできます。

画期的廃水再生

エコキャビンでは水も循環使用しています。配水塔から水を受水槽に導き、自分で配水の様子を見る事ができます。使用後の水は、様々な植物や生物が棲息する「葦のベッド」廃水処理システムに送り、安全化してから環境に返します。

共同建築とコミュニティ活動

エコキャビンの監視装置付エネルギー設備では、エネルギーを効率良く使う為に助け合う事が不可欠であり、これこそがエコキャビンに宿泊する事の重要な意義です。また、薪拾い、ガーデニング、小道造り、外装補修などを通じた共同作業の機会も提供します。



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