CATは、過去最大の構内再開発事業を完遂し、エネルギー、廃棄物とリサイクル、環境住宅の三つの主要分野の展示を登場させました。
太陽光、水力、風力を実際に活用して機能している展示群に加えて、太陽光、水力、風力、バイオフューエル(人が生産できるエネルギー源)の対話型展示が新たに見学者の理解を手助けします。
最大限の節減(Reduce)、再使用(Re-use)、再生(Recycle)が破棄物とリサイクルの新展示の核心です。これらは、人々の消費行動が環境に与える影響や、ゴミは埋め立てるべきか焼却すべきかなどの廃棄物制御の考え方を解説します。そして、廃棄物発生を抑える事の重要性を訴えます。また、廃棄物を抑制する為の再使用と再生に関する展示もあります。
再構成された住宅分野の展示は、エコフレンドリーな国産素材を用いた最先端のインテリア、機具、そして堆肥と雨水を活用した有機栽培の庭園などの展示を行います。これらは、住居と言うものが環境に与える悪影響を最小限に抑える様に設計しています。
省エネルギー
この施設は地元産の木材で建っており、つい最近公開を開始しました。対話型展示では、見学者が楽しみながら波を発生させたり雲を作り出したりしながら、再生可能エネルギーの理解を深めます。新しい展示は、電気はどの様に作られるか、水の循環からエネルギーを得る方法、太陽光活用の知恵、またこれらのエネルギーを後日の為に貯留する方法、などを解説します。
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住宅分野
住宅分野の展示は、エコフレンドリーな国産素材を用いた最先端のインテリアや機具が住居が環境に与える悪影響を低減する方法を示します。サステーナブルな生活を解説するビデオを御覧下さい。屋外の近郊型庭園では、庭と言うものが、芝生を通じた生物輪廻の場、堆肥醸成や雨水収集の場、食糧生産の場、鳥や小動物の為の棲息空間など、多様に活用し得る事を実際にお目にかけます。車庫には電気自動車や、他の環境に適合した乗り物を格納しています。
廃棄物とリサイクル
破棄物とリサイクルの展示エリアは「節減(Reduce)、再使用(Re-use)、再生(Recycle)」をテーマとして改修を進めています。
破棄物とリサイクルの展示エリアでは、清涼飲料から家庭電化製品まで人々が消費する品物が環境に与える影響と廃棄物の削減の重要性を解説します。'happiness is just around the corner'と名付けた水車と'retail therapy'と名付けた長椅子の展示は消費生活の意義を問いかけます。スーパーマーケットでの買い物になぞらえたレジスターでは、選んだ品物のエコフットプリントが計算されます。堆肥醸成と言う、リサイクルのもう一つの重要な要素についても解説します。また、子供向けの滑り台では、堆肥醸成の過程を眺められる様になっており、大人に対しては堆肥醸成に関わる様々な選択肢を提示します。
その他
これら新しい展示に添えられた解説文は、全て英語とウェールズ語の二カ国語になっています。音声解説装置も備えており、これも二カ国語対応です。
新展示の建築過程は写真記録のページで御覧になれます。