CATはその開設以来、より優れた建築工法と建築物が周囲の自然環境に及ぼす影響を軽減する技術の研究に取り組んで来ました。
開設以前から敷地内にあった石造家屋は、地元産出のスレート材によって再生しました。そして以後の多くの敷地内の建築物は地元産出の建材と再生可能な木材で造られています。人のいる建物の保温や食糧庫の冷却の為には、芝の屋根を設けて断熱効果を得ています。他の建物ではソーラーパネルを設置したり、天光を直接取り入れて太陽エネルギーを活用しています。
構内を歩くと、セルフビルド技術の手本に触れる事もできます。その建築工法は建築家Walter Segalによって開発され、CATの家庭用エネルギー管理技術を加味したものです。これらの技術によって、特別の技能がない人でも容易に自分の家を自分で建てる事が可能になっています。
CATの最新の建物は藁土壁の集会所と、基礎に天然素材を用いAtEIC(autonomous environmental information centre)です。AtEICはインフォメーションセンター及び売店として使用しています。