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2006/09
環境応責建築
Environmentally responsible buildings

 CATはその開設以来、より優れた建築工法と建築物が周囲の自然環境に及ぼす影響を軽減する技術の研究に取り組んで来ました。
 開設以前から敷地内にあった石造家屋は、地元産出のスレート材によって再生しました。そして以後の多くの敷地内の建築物は地元産出の建材と再生可能な木材で造られています。人のいる建物の保温や食糧庫の冷却の為には、芝の屋根を設けて断熱効果を得ています。他の建物ではソーラーパネルを設置したり、天光を直接取り入れて太陽エネルギーを活用しています。
 構内を歩くと、セルフビルド技術の手本に触れる事もできます。その建築工法は建築家Walter Segalによって開発され、CATの家庭用エネルギー管理技術を加味したものです。これらの技術によって、特別の技能がない人でも容易に自分の家を自分で建てる事が可能になっています。
 CATの最新の建物は藁土壁の集会所と、基礎に天然素材を用いAtEIC(autonomous environmental information centre)です。AtEICはインフォメーションセンター及び売店として使用しています。


訳注: 表題Environmentally responsible buildingsについて、今回、「応責」と言う新語を創りました。原題を直訳すれば「環境に対して責任を負い得る建築物」ですが、物言わぬ建物は主体ではなく、建物を造る人間の心がけの問題です。意訳するなら「環境に悪影響を与えぬ様に責任感を持って適切な配慮をして行う建築」と言った所です。翻訳に当たり、先ず「環境適応建築」が思い浮かびましたが、これでは未開人の住居(草の庵や洞窟住居など)と同じ意味になってしまいます。次に「環境問題呼応建築」が思い浮かびしたが、近年の環境問題のみに焦点が当たっていて、持続可能性と言う視点が薄い様に感じました。目前の環境問題への対応と快適な住環境を求める気持、同時に代々受け継ぐべき自然環境への畏敬の念などを端的に表現すべく敢えて「環境応責」の新語を捻出した次第です。他に「答責」と言う単語が既存ですが、あまりに限定された分野のみで使われている様ですので、採用は見送りました。


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CATに連絡する際は必ず英語を用いて下さい